ヤマアラシのジレンマ
「ヤマアラシのジレンマ」ってご存知ですか?
人間関係を象徴しているドイツの哲学者の言葉で…
仏教思想家、ひろ・さちや氏の著書で知りました。
(この本は後程ご紹介しますね。)
「ヤマアラシのジレンマ」とは…
二匹のヤマアラシが、あまりにも寒いもので
互いに抱き合って体を温めようとしました。
でも、ヤマアラシにはトゲがあります。
そのトゲが痛くて抱き合うことが出来ません。
かといって離れると寒い。
そこで二匹は、近づくだけで
うらめしそうに、じっと相手を見つめるよりほかない。
という話です。
ひろ・さちや氏はこう言っています…
私たちも自我というトゲを持っています。
だから、相手とべったりとくっつくわけにはいきません。
親子であろうと、夫婦であろうと、くっつけばトゲが痛いのです。
かといって離れると淋しい
まさしくジレンマになるのです。
では、どう生きれば良いのか?
この本はその示唆に富んでいて、
どれか、ご自分にピッタリするものが見つかる筈です。
ひろ・さちや著 集英社新書
「「狂い」のすすめ」
凄い題名だと驚かれたでしょう!
世間の常識にまどわされず、狂者の自覚を持って生きる、
そうすればかえってまともになれるから。
他人の価値観に左右されず、
現在の自分をしっかりと肯定し、
自分を楽しく生きようと、今を生きていくうえで必要な術が書かれています。
本の話から変わって、
車を運転するのに車間距離が必要なように、
人間関係においても適度な人間距離が必要ですよね。
車は走行速度によって基準がありますが、
人間距離は人によって違いますよね。
自分にとって適度な距離。
相手にとって適度な距離。
人の組合せによって千差万別と思いませんか?
四柱推命の鑑定でご自分の性情を知ると、
そのままの自分でいるのが良いのか、
それとも自分の性情を少し変えることにによって、
相手との関係を変化させるのが良いのか、
ご自分で選ぶ助けになるのではないでしょうか。
鑑定士 中川照爽
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